LIBRARY ハミガキ文庫
HAMIGAKI BUNNKO 03 / 大人のためのお口のエチケットセミナー
VOL.07 本気で口臭予防するなら歯磨き粉の使い方も見直そう!?
歯ブラシは、乾いたままで使うことがポイント!
前回(Vol.6)は、正しい歯磨きの仕方をご紹介しました。今回は、歯磨き粉についてその使い方のポイントをご紹介していきます。
まず歯ブラシを使うとき、とりあえず濡らしてから歯磨き粉をつけていませんか。それは正しい歯磨きのためには逆効果となります。水で濡らすと歯ブラシに水分がつきます。そこへ歯磨き粉をつけると、とても泡立ちよくなります。ところが泡が立っていると歯磨きはかえって難しくなってしまいます。歯磨き粉を上手に使うには歯ブラシを水で濡らさないのが大切なポイントです。
季節や保管環境によっては、歯ブラシに水を含んだまま乾燥しないで濡れたままになることもあり、その場合はご使用前に濡らさないのに濡れたままになり上記と同じ状況になります。できればご使用後にティシュペーパーやタオルなどで歯ブラシの柄や毛についた水気を取っておくことをお勧めします。これで歯ブラシの乾燥は100点で、使うときも安心です。
歯磨き粉はどのくらい使えばいいの?
- 歯磨き粉はどのくらいつけていますか?
-
1回の歯磨きで使う適正量は歯ブラシの先にトップの写真のような量で十分です。とくに研磨剤入りの歯磨き粉を使うなら写真よりも少量にしてください。たくさん付けてしまうと歯のエナメル質に傷がつくという事態もあり得ますのでご注意ください。
また、歯磨き時のブラシを当てる強さも重要です。ゴシゴシと力を入れて磨いても歯磨き粉の効果が高まるわけではありませんし、汚れも落ちにくくなります。さらに歯ぐきを傷をつけてしまうことにもつながります。
歯磨き後のすすぎ過ぎにもご注意を!
歯磨き粉の成分に着目するといろいろな成分が含まれていることが分かります。そしてそれらのほとんどが天然成分ではありません。そんななか注目を浴びているのが免疫力アップなどに効果がのぞめる「なた豆」歯磨き粉です。ただし、どんなに良い歯磨き粉を使っても正しい歯磨きができていないと歯周病を防ぐことはできません。
また、高い有効成分の歯磨き粉を使ってもすすぎ過ぎで洗い流してしまうと効果が薄れるので、すすぎは1~2回にとどめましょう。その後、2時間程度は飲食を控えましょう。歯磨きの仕方を見直してみると、意外と自分のやり方が間違っていたという方も多いのでは。
歯ブラシの使い方は適切か、歯磨き粉の使い方は?と当たり前過ぎて意識していなかった事を再確認していきましょう。