LIBRARY ハミガキ文庫

HAMIGAKI BUNNKO 03 / 大人のためのお口のエチケットセミナー

VOL.01 口臭防止にガムは役立つのか?

口臭に役立つガムの効果とは

口臭に役立つガムの効果とは

ガムを噛むことが眠気覚しやストレスを和らげてくれることは広く知られていますが、口臭防止にも役立つことはご存知でしょうか?ガムの香料などでごまかすのではなく、具体的な効果があるのです。自分の口臭が気になると会話どころではなくなります。
緊張してお口を開けきって話すことが恥ずかしくなるため、舌の動きも鈍り、唾液の分泌量が減って、さらにお口の中にニオイが発生やすい環境を作ってしまいます。
ガムを噛むと舌を活発に動かしますので、唾液の分泌量が増え、細菌の繁殖も抑えられますので口臭が発生しにくくなります。

唾液が増えるとどんなメリットが?

先に書いたようにガムを噛み続けることで、舌が活発に動き、唾液の分泌量が増えます。唾液によってお口の中が潤うと乾燥を防いでくれます。
しかし乾燥すると、唾液の細菌に対する防御機構が弱まり、むし歯菌などの細菌が繁殖しやすい環境を作ってしまいます。
唾液の分泌量が多ければ口内環境を穏やかにし、むし歯や口臭も防いでくれるというメリットがあるわけです。
舌苔(ぜったい)の付着防止にもガムが役立つ

舌苔(ぜったい)の付着防止にもガムが役立つ

舌苔の正体は、細菌、食べカス、粘膜のカスが付着したものです。
濃く付着した舌苔は口臭の原因になりますが、ゴシゴシとこすり取ろうとする舌苔ケアは舌粘膜を痛めるのでやめておきましょう。
食後や気付いた時にガムを噛むことで舌苔の付着を予防して、唾液の分泌量を増やし口臭の原因となる細菌の繁殖を防いでくれるのです。
普通のガムでも唾液量を増やすことはできますが、糖分が含まれているためむし歯が心配という方にはキシリトールガムをおすすめします。
しかし、根本的な原因の解決にはなりませんので、何よりも大切なのは毎日のしっかりした歯磨きということをお忘れなく。