LIBRARY ハミガキ文庫
HAMIGAKI BUNNKO 01 / 大人のためのハミガキセミナー
VOL.12 知っていますか!?歯磨き粉の保管方法!
デリケートではないものの、最低限の衛生上の保管は大切
大半の方が洗面台やその周囲に歯磨き粉と歯ブラシを置かれていると思います。
言うまでもなく洗面台は水を使う場所ですし、また水滴があちらこちらに散らばったりするので、普段から湿気の多い場所となります。その湿気はカビや細菌の繁殖(※)を助けますので、歯磨き粉にも適さない場所となってしまいがちです。
まずは洗面台を使った後は、出来るだけ湿気のもとになる水滴を拭き取っておく習慣を持つことが大切です。
※生物が生きていくには水と食物が必要ですが、微生物(カビ、細菌など)も同じです。水がなくなると微生物の活動が止まり、繁殖を防ぐことができます。どこまで水滴が散らばるか気になるので観察してみました~洗面台は当然ですが、洗面台の周囲にある「壁」面、「洗濯機」の側面、「壁と洗面台」の隙間、最後は「床」です。結構、広範囲に散らばっていました。歯磨き自体はもちろん大切なことですが、この点も重要です。ご注意を~
湿気を嫌う歯磨き粉!
- なぜ湿気に注意が必要なのか?
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実は歯みがき粉には、湿気を含みやすい「湿潤剤」が配合されている製品がほとんどです。このため、湿気が多い場所ですと、必要以上に湿気を吸収してしまうからです。
まずは、歯磨き粉を使った後のキャップはしっかりと締めましょう。
ですが濡れた手でキャップを締めると、スタンディングチューブの周りに水滴が付着し、滴り落ちてキャップの内側に水分がたまる場合があり、不衛生な状態になってしまうので注意しましょう。
歯ブラシの水気にもご注意を!
歯磨き粉とセットで使う歯ブラシにも注意してください。
歯ブラシも濡れたままで置いておくと、カビ・細菌の繁殖を誘発し、衛生面でよくありません。水気はティッシュなどでしっかり拭き取っておきましょう。
歯磨き粉のパッケージに書かれている“使用上の注意”には、「使用後は必ずキャップをしめ、高温や直射日光を避けて保管してください。」と書かれていますが、今回ご紹介したように湿気に対するケアが忘れてはならない大切なポイントです。
ご自身の歯を大切にケアするためにも、歯磨き粉の保管に湿気は大敵と気をつけていきましょう。