HAMGAKI BUNKO
女性のためのハミガキセミナー Vol.05
こまめかつ長期に治療が必要とされる歯周病。
ですが実際のところ、どれくらいの期間の治療が必要なのでしょうか。気になりますよね。今回はそんな謎をわかりやすく解き明かしていきます。
軽度の場合
中度の場合
重度の場合
このような歯周病の度合いや治療期間を見てみて皆さんどうお考えになったでしょうか?短く感じましたか?長く感じましたか?中度や重度の場合だと1年からそれ以上かかることもあり、やっぱりそう聞くと長いと感じる方も多いのではないでしょうか。しかし、歯周病は治療することで進行を抑えられる病気です。治療し始めて「なかなか良くならないから歯医者さんに行くのはもう辞めよう」とは思わないで根気良く続けることが大切と覚えておいてください。
歯周病をできるだけ早く、良い形で治すためには、早期の発見と治療が大切です。
歯周病も他の病気と同じです。歯や歯ぐきなどに異変を感じた時はもちろんですが、ご自身で健康だと思っていても、定期的に歯医者さんで定期検査を行いましょう。一番大切なのは予防です。歯が痛い、グラつく、歯ぐきが腫れたり出血するという方(※)はすぐに詳しい検査を行ってください。歯周病の治療期間はその度合で最短で1ヶ月~1年以上とかなり幅が広くなります。一見すると、「治らないのでは…」とも思ってしまいますが、治療で確実に状況は好転します。異変を感じたら歯医者さんへ行き、検査や治療について相談しましょう。そして根気良く治してください。
※歯や歯ぐきに磨き残しの歯垢(デンタルプラーク)があると、それが原因で歯周の異変が静かに進行します。歯ぐきが下がったり、歯がグラつく場合は歯を支える骨(歯槽骨)が少しづつなくなっている状態ですので、早めの対応で口元に元気が戻ります。