LIBRARY ハミガキ文庫

HAMIGAKI BUNNKO 03 / 大人のためのお口のエチケットセミナー

VOL.04 意外と気づかない自分の口臭?毎日のケアがポイントです!

口臭は唾液の減少や、飲食、喫煙も大きな原因です

口臭は唾液の減少や、飲食、喫煙も大きな原因です

自分の口臭は案外気づかないものです。嗅覚は、長い時間同じニオイを嗅ぎ続けると、それに慣れてしまい反応が鈍くなるのが原因です。
スメルハラスメントなどと言われないように、毎日のケアで口臭を治す方法をご紹介します。
口臭は、お口の中にいる常在細菌が食べカスなどの汚れを分解する際に発生したニオイ物質によるものです。加えてお酒やタバコでも、アルコールやニコチンが体内に吸収され、唾液の分泌が減ることで口臭を酷くしてしまう原因となります。
一方で歯磨きなどお口のケアすることで、唾液の分泌が促され、口臭を抑えることができます。唾液にはお口の中の自浄作用があるためです。しかし、しばらくして不快な口臭がまた続くようなら、歯周病や進行した虫歯、舌についた舌苔など、お口の中のトラブルを疑いましょう。

口臭の元は歯医者さんでの治療を最優先に

正しい歯磨きがされていないと、徐々に歯の隙間にプラークと呼ばれる歯垢が溜まります。その汚れはだんだん蓄積されていくわけですが、次に歯ぐきに炎症が起こります。歯磨きやデンタルフロスを使った時に歯ぐきから血が出たら歯周病かもしれません。症状が進むと膿やニオイ物質が発生して口臭となります。
また、気づかないうちに進行した虫歯も口臭の元です。義歯の劣化も隙間から汚れが入り込んで、気づかないうちに虫歯が進行するということもあります。歯周病や虫歯が原因の口臭の場合はスグに歯医者さんで治療を受けましょう。
自分でできる!毎日の正しいケアで口臭防止を!

自分でできる!毎日の正しいケアで口臭防止を!

歯ブラシは歯と歯ぐきの隙間に約45°の角度で置き、ガシガシと大振りに動かすのではなく、力をいれずに小刻みに振動させるように磨きます。歯を1本1本を磨くつもりで、時間をかけて丁寧に磨きましょう。
朝と晩も使って欲しいデンタルフロスや歯間ブラシは隙間を前後にやさしく汚れを掻き出すようにします。舌苔は専用ブラシで優しく落としましょう。日本人は特にニオイに敏感です。口臭が気になってしまうと人とうまくコミュニケーションが取れなくなります。
まずはお口の中に汚れを残さないように、正しい歯磨きで毎日のお口のケアで口臭防止を心がけましょう。