LIBRARY ハミガキ文庫

HAMIGAKI BUNNKO 03 / 大人のためのお口のエチケットセミナー

VOL.03 もしかしてクサイ!?気になる口臭を自分で確認してみましょう

貴女は口臭リスクにどれくらい該当していすか?

貴女は口臭リスクにどれくらい該当していすか?

自分では意外と気づかない自身のお口のニオイ。スメルハラスメントにならないよう日頃からセルフチェックを心がけましょう。
今回は口臭リスクと口臭レベルを自分で確認する方法をご紹介します。
まずは口臭の原因となるリスクを知ることが第一歩、以下の項目に該当するものがあれば注意して、その解決を図りましょう。

  • 寝起きの状態でお口の中はそのまま
  • 日頃からお口の中がネバついている、または渇きやすい
  • 舌に白や淡黄の濃い舌苔がついている
  • 胃の調子が悪い、または空腹が続いている時
  • 1日1回以下しか歯磨きをしない
  • 歯を丁寧に磨かず、歯間清掃もしない
  • 歯に食べカスが挟まりやすい
  • 歯石除去を1年以上やっていない
  • 虫歯を放置している
  • 歯ぐきから出血がある
  • タバコ、お酒、コーヒーをよく飲む
  • ストレスを感じやすく、寝不足気味
  • 緊張しやすい

これらのリスクに多く当てはまる人は要注意です。自身の生活習慣を見直して改善を図ることが大切です。

口臭レベルを自分で確認する方法は?

両手で鼻と口を覆い、凍えた手を温めるように何度か息を吐きかけます。
同時に吐きためた息のニオイを嗅ぐと不快なニオイかどうかがわかる場合があります。寝起きやニンニク料理を食べた後など、お口の中の条件によって口臭レベルも違いますので状況によって確認してみるといいでしょう。
ほかに確認できるのは歯垢です。歯垢は口臭の原因菌を含んでいるため、デンタルフロスや歯間ブラシに付着した歯垢のニオイを嗅ぐことで口臭レベルがわかります。
ホームケアで解決しない口臭は、まずは歯医者さんへ

ホームケアで解決しない口臭は、まずは歯医者さんへ

歯医者さんや総合病院にある口臭専門の外来では、半導体ガスセンサーやガスクロマトグラフィー(※)を使った口臭の検査をはじめ、お口の中の状態を確認する各種検査が行えます。そして検査結果に基づいた適切なアドバイスを受けることが出来ます。
口臭に悩んだら、まずは歯医者さんに相談することをお勧めします。
どんなに良いコミュニケーションを取ろうとしても口臭のせいで阻害されるのは残念ですよね。スメルハラスメントとして受け取られないよう自身の口臭レベルを日頃から意識しておきましょう。

※口臭測定器は、口腔ガス中の主要口臭成分とされる揮発性硫黄化合物(VSC)を3要素ガス(硫化水素・メチルメルカプタン・ジメチルサルファイド)に分離し、それぞれ濃度を個別に測定する口臭測定器(VSCモニタ)として「オーラルクロマト」などが知られています。